交通事故の成年後見人の手続き代行

交通事故が原因で後遺障害が残った方の中でも、特に重い障害（高次脳機能障害や植物状態を指す遷延性意識障害など）が残ってしまった場合、意思疎通ができなくなるケースがあります。

もし、このような状態にご家族が巻き込まれてしまえば、辛いのは当然です。これだけでも辛いというのに、意思疎通ができないままだと、被害者自身として加害者や保険会社への損害賠償請求ができず、補償すら受けられなくなってしまうのです。こういった場合は、本人の代わりに法律行為を行う「成年後見人」の存在が必要です。

成年後見制度とは？

成年後見制度とは、冒頭で触れた意思疎通ができなくなってしまった場合や、認知症などによって判断能力が不十分になってしまった方が不利益を被らないため、本人を援助し、代わりに法律行為を行う「成年後見人」を選任させる手続きです。

成年後見人は、家庭裁判所に申立をし、本人の代わりに法律行為を行う権限を与えるに相応しい人物が選任されることになります。当事務所では、成年後見申立の手続きの代行サポートも行っております。

成年後見申立の手続き代行を利用するメリット

当事務所にて成年後見申立の手続き代行を利用した場合、大きく３つのメリットを受けられます。

１．申立必要書類の収集・作成をサポート

成年後見申立には、裁判所に提出する膨大な資料を収集しなければなりません。具体的には、本人の戸籍謄本や住民票、診断書、登記されていないことの証明など多岐に及びます。

その他にも、申立書だけでなく、申立事情説明書や後見人等候補者事情説明書など、裁判所に成年後見申立が必要な理由を正確に明示しなければなりません。当事務所は、こうした書類の収集・作成をすべてサポートさせていただきます。

２．成年後見申立だけでなく後遺障害等級認定もサポート

当事務所であれば、成年後見申立をして終了ではありません。その後に控えている、後遺障害等級認定のサポートもさせていただいております。

後遺障害等級認定で良い結果を得るには、医学的な専門知識だけでなく、交通事故案件の豊富な経験も必要となります。当事務所では、その両方を兼ね備えた弁護士によるサポート体制が整っているので、安心してお任せいただけます。

３．示談交渉成立までをしっかりサポート

後遺障害等級認定にて異議があればもちろん、交通事故被害の損害賠償請求において、最も重要となる示談交渉成立までをしっかりとサポートいたします。特に示談交渉はやり直しのできない重要な手続きになるため、失敗しないためにも弁護士への依頼が賢明です。

成年後見申立の段階から関わっていれば、すべての事情を把握しているため、最良の結果を導き出しやすくなります。また、お任せいただいた以上、最後の最後まで当事務所が責任を持って手続きを進めさせていただくのでご安心ください。