交通事故に強い弁護士はどうやって見極めれば良いのか

「交通事故問題を相談したいが、どんな弁護士が適任かわからない」「交通事故問題に詳しい弁護士にお願いしたいが探し方がわからない」など、弁護士に相談したいと思っても、交通事故に詳しい弁護士を探すのは容易ではありません。

問題解決のスピードや慰謝料の金額は、選んだ弁護士によって大きく変化します。できれば相談したい内容に精通している弁護士に相談したいものですよね。

そこで今回は、交通事故問題に強い弁護士の見極め方について解説します。

交通事故問題が得意な弁護士へ依頼

「法律の専門家だから、法律のことなら何でも詳しいはず」と思っていませんか?しかし実際は弁護士といっても、それぞれ得意分野があります。六法全書の分厚さを見てわかるように、法律問題というのは非常に幅広いものですから、得意・不得意があって当然なのです。

交通事故問題の取り扱い実績をチェック

交通事故問題を取り扱ったことのない弁護士もいれば、交通事故問題なら他のどの弁護士にも負けないというほど実績を持つ弁護士もいます。
交通事故についての相談をするなら、どちらに相談するのがよいか、答えは明白です。交通事故問題専門の弁護士なら、より確実でしょう。

交通事故問題に詳しい弁護士なら、相談内容に対して深い知識の中からあらゆる対策を講じられます。一方交通事故問題を取り扱ったことのない弁護士に依頼すると、一般的な対策に留まるか、それ以下になってしまう可能性もあります。

交通事故問題の具体的な慰謝料の増額実績をチェック

交通事故問題を解決した実績があるといっても、どの程度か気になりますよね。ホームページなどで実績をチェックすることをおすすめします。具体的な慰謝料の増額実績や解決したケースの内容を表記している弁護士もいます。慰謝料の額は個々のケースによってさまざまですから一概に同じ額を勝ち取れるとは限りませんが、目安にはなるでしょう。

交通事故問題では完全成果報酬の料金体系をとっている弁護士がおすすめ

弁護士選びで一番気になるのが費用面ですよね。通常弁護士費用は、着手金・報酬金がかかります。さらには相談料がかかることも。費用面の負担が弁護士に相談することのハードルを上げているといっても過言ではありません。

着手金は戻ってこない

着手金は弁護士と委任契約をするために支払う費用で、結果がどうであっても基本的には戻ってきません。途中で弁護士を変更したり、案件自体を断念しても返金されないのが通常ですから注意しましょう。また、前金とは性質の違う費用ですから、他の費用とは別に支払う必要があります。

そして着手金は安くはありません。交通事故問題解決のための弁護士への着手金は、その事故の程度等にもよりますが一般に20万円程度かそれ以上です。
また、交渉してもらうために着手金を支払ったとしても、その後調停をする場合にはもう一度着手金が必要なケースもあります。実際には無料や半額になるケースも多くありますが、一度払えば終わりではないということに注意しましょう。

実際に解決に向けて弁護士に動いてもらう前に数十万円を支払う必要があるというのは、交通事故被害に遭って困っている被害者の方には大きな負担となるかもしれません。

成功報酬とは

成功報酬(報酬金)とは、結果に応じて弁護士に支払う費用です。交通事故問題の場合、慰謝料等の相手方から獲得した金額に応じて支払われることが多いでしょう。

相談料とは

実際に依頼する前に相談することで、弁護士との相性などを確認することもできます。法律相談だけをする方もいますね。弁護士への相談費用相場は30分5,000円~と安くはありません。※事務所によって消費税別または消費税込の場合がある

どこへ依頼するか迷って複数の弁護士に相談をすると、それだけ相談料がかかります。

着手金のいらない完全成果報酬制とは

弁護士法で長く守られていた過去の弁護士の報酬制度では、いわゆる標準の弁護士費用が定められていました。どの弁護士へ依頼しても費用はだいたい同じだったということです。

2004年の法改正で弁護士費用は自由化され、現在では相場は存在するものの基本的には弁護士が弁護士費用を決められるようになりました。
これにより着手金をなくし、完全成果報酬制をとる弁護士も増えました。

無料相談を受け付けている弁護士も

さらに、無料相談を受け付けている弁護士も増えました。無料相談で弁護士との相性や、増額見込みの慰謝料額を確認できるので安心ですね。無料で弁護士を比べることもできます。

被害者専門か加害者も受けているのか

交通事故専門の弁護士といっても、加害者からの相談は受けていないケースもあります。被害者に必要な手続きや法的対応と、加害者のものでは異なるからです。被害者からは慰謝料の増額や後遺障害等級認定手続きなどの相談がほとんどですが、加害者は任意保険に未加入だった場合や刑事責任を負うケースでのサポートを必要としている場合が多くなります。

交通事故の加害者の方が弁護士に相談する際は、加害者の立場でのサポート実績なども確認した方がよいでしょう。

交通事故の被害に遭ってしまったら、交通事故問題に精通していて安心の料金体系をとっている弁護士に相談することをおすすめします。
当事務所は特に交通事故問題に強く、多数の解決実績があります。ぜひ一度ご相談ください。